11月中旬、もう立冬は過ぎて、暦の上では冬です。そんな中、うちの家庭菜園ではミニトマトが芽を出してました。
確かに晩夏から秋にかけて、こぼれ種からミニトマトが芽を出してくることはよくあります。そんなミニトマトは下の写真のように青々としてそれなりの大きさになってます。これも驚きですが、温度の影響を受けやすい発芽が11月の中旬にもなってもできているのはさらにビックリです。
ミニトマトの発芽には20℃は必要だったと思います。今年は猛暑でしたが、秋から冬にかけても例年よりも高温だったということでしょう。
なんと、初春に芽を出すスギナも出てきています。スギナは家庭菜園の天敵で、初春から夏にかけては出てくる端から根こそぎ取り除き、絶滅させようと頑張ってますが、なかなかにしぶといです。
ここ数年、暑い夏から急に寒い冬になって、秋がなくなったなあと感じるようになりましたが、今年はさらに異常な感じです。
私が気になっているのは、秋の虫の鳴き声をあまり聞かなかったことです。秋になると、コオロギの鳴き声などをよく耳にするものですが、今年は我が家の家庭菜園で大きくなったエンマコオロギを見かけませんでした。
駅までの通りを歩いていても、公園の茂みや歩道の脇の街路樹の下草のあたりから、か細い鳴き声が聞こえることはあっても、大合唱はありませんでした。
秋に鳴き出す虫たち、夏が暑すぎて干上がってしまったのでしょうか?
一方で、ミニトマトが芽吹いている横で、オンブバッタ2匹がオンブ状態で戯れていました。アリも見かけました。夏の暑さにも負けずに元気な虫たちもいるみたいです。
今年の猛暑の植物や昆虫たちへの影響は、意外と大きいように感じました。地球温暖化によって、人類が想像しなかった不可逆の変化が起きる可能性もあるでしょうか?
地球温暖化防止の目標として、2050年までの地球の平均気温上昇を1.5℃以下にすることがあげられています。経済的な負担を考えると、現実的には2℃あたりが精一杯ではないかという話もありますが、やはり何とかするべきのように感じています。
芽を出したミニトマト、ハイドロカルチャー仕立てにして部屋の中で育ててみることにしました。この様子もまたご紹介したいと思います。
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