今年の白菜は黄ごころ85日と冬峠

家庭菜園

 昨年は9月末にホームセンターに白菜の苗を買いに行ったら売り切れていて、焦りました。昨年の白菜の苗の植え付けは「やっぱり冬は白菜!」をご覧ください。そこで、今年は9月の中旬に買いに行きました。さすがにまだ売り切れておらず、色々な品種が置いてありました。
 これは白菜に限ったことではないのですが、スーパーで白菜を買うときは、せいぜい「白菜」、「黄色白菜」、「オレンジ白菜」の分類があるくらいかと思います。ですが、実際には色々な品種があります。スーパーで白菜を買ったときに、今日のはこの前のより甘いとか感じることがあったりしますが、それは品種が違うからだったりするかもしれません。
 ホームセンターで売られている種子はもちろん、苗についても品種が記載してあります。これは、品種によって育て方が違ってくるので、必須の情報だからかと思いますが、味についても記載があるので、それを自分の好みで選べるのが家庭菜園の楽しみの一つかと思います。

 さて、今年の白菜の品種ですが、黄ごころ85日と冬峠の2種類を選びました。昨年は4株育てたのですが、女房殿がもう少し欲しいとのことで、4株入を2種類にしました。2種類にした一番の理由は、収穫時期をずらすことです。一度にたくさんできても家族3人では食べ切れないので(もちろん、そうなったら漬物にして保存しますが)、生育が早く、本格的な冬将軍がやってくる前に食べられる品種と、成長が遅くても耐寒性が高く、真冬になってから収穫できるものに分けたのです。それぞれの品種の特徴は以下の通りです。
・黄ごころ85日
 播種後85日で3kg、病気に強く作りやすい
 球内色は鮮やかな鮮黄色
 葉質はやわらかく、甘み・うまみは上々。歯切れもよく品質良好
・冬峠
 耐病・耐寒性強く、低温肥大性と貯蔵性に優れた冬どり種
 外葉・球共濃緑で胴張りの良い円筒型
 甘みに富み煮食・漬物いずれにも風味最高

 準備している場所は、4株を並べるにはちょっと狭いです。昨年は、大きくなってきたら、一つは途中で収穫することとして強引に4株植え付けましたが、今年は2品種あるので、3株ずつ植え付けました。冒頭の写真が黄ごころ85日で、下の写真が冬峠です。いずれも虫除けに寒冷紗をかけています。
 ちょっと見にくいですが、黄ごころ85日の苗の方が、冬峠より大きいです。品種的にも黄ごころ85日の方が早く収穫できるのですが、苗を購入する時点の成長度合いにも差をつけることによって、収穫時期がかぶらないようにすることを狙っています。

 残りの2株はトマトやナス、ゴマなどの収穫で空きが出たり、場合によっては先に植え付けたものの芯が虫に食われてしまい、成長できなくなった時に植え付けようと思ってます。
 苗を植え付けてからもう2周間くらい経ってしまいましたが、実はこの時点で黄ごころ1株、冬峠1株の葉がかなり虫に食われています。幸いなことに、芯までは食われていないので、もう少し大きく育ち、かつ、寒くなって虫が動けなくなったら、このまま育ってくれるかもしれませんが、残してある1株ずつを、代わりに植え付けることになるかもしれません。寒冷紗をすると、虫が入りにくくなるのですが、一旦入ると鳥に食われる心配もなく、虫の天国になってしまいます。葉物野菜を無農薬で育てるのはなかなか難しいです。

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