家庭菜園の春の恵みでお花見弁当

料理

 桜の花が見頃になったので、先週末は近所の公園にお花見に行ってきました。お花見と言えばお弁当。庭の春の恵みを入れ込んだお弁当を作りました。

 まずは菜の花。これは昨年のこぼれ種から育ったもので、畑の畝からちょっと離れたところで育ってます。白菜なのか、キャベツなのか、はたまたその混成なのか?黄色の花ですが、もしかしたら大根も混じっているかもしれません。ですので我が家ではこれをハイブリッドと呼んでます。この先端部分の双葉と蕾の部分を茹でて入れました。冒頭の弁当箱の写真では、左下のあたりです。

 その上にのせているのが人参。生のままをスティック状にして入れています。人参は8月下旬に種蒔きして、年を越す前に収穫できますが、それを残しておいたものです。春野菜ではないですが、この時期までおいておくと、新芽もおいしいですし、もちろん、赤色の根の部分も食べられます。もうちょっとすると、さらに成長して花が咲きます。そこまでいくと、根の栄養が使われ尽くして、根の部分は食べられなくなりますが、最近読んだ本によると、人参の花は食べられるんだそうです。今までは観賞用にしかしていませんでしたが、今年はどんな味か試してみたいと思っています。

 もう一つがラッキョウです。まだ下の写真のような状態で、本格的な収穫は6月です。今の時期はまだ小さいですが、生でも柔らかく、美味しくいただけます。このようなラッキョウの味わい方は、家庭菜園ならではと思います。冒頭の弁当箱の写真では、右上にちょこっと入っています。

 春の花と言えば、やはり何本もの木に一斉に咲く桜の花ですが、うちの庭でも色々な花が咲いていて、楽しませてくれます。こぼれ種から育った菜の花の蕾の部分を食べたりしていますが、下の写真のように花をつけているものもあります。もうチョウチョが寄ってきたりしています。種ができるまで置いておくつもりなので、来年もきっと楽しませてくれることでしょう。

 水仙も見頃です。水仙は一度球根を植え付ければ、何もしなくても毎年芽が出てきて花を咲かせます。庭を彩る優等生です。

 先日植え付けたソラマメも、花を咲かせました。豆科は観賞用のスイートピーもあるくらいで、きれいな花をつけます。このソラマメも、白地に紫色の筋の入ったかわいいお花です。心配なのは、アブラムシがたくさんついていたことです。アブラムシというと菜の花。周りにたくさん菜の花があるのに、ソラマメの方が美味しいのでしょうか?ただし、アブラムシがいるところにテントウムシありで、テントウムシの幼虫もみつけました。大部分のアブラムシは手で潰して取り除きましたが、あまりやり過ぎるとテントウムシの食べるものがなくなってしまいますので、少し残しておきました。

 それから今が花盛りなのが、下の写真の小さなお花。中心が黄色で、花びらは中央の白から外側の青色までグラデーションがかかっていて、とてもきれいです。何という名前なのかわからなかったので、Geminiに聞くと、ノハラワスレナグサと教えてくれました。ワスレナグサの一種でしたか。最近は便利になりました。園芸品種ではなく、ほんとに小さいですが、それはそれで可愛らしいです。

 もう一つ、カキツバタの黄色い花もみかけました。カキツバタの黄色い花も可愛らしいですが、カキツバタはいたるところに生えてきて、増えすぎて困る雑草です。そして、カキツバタといっしょに写り込んでいるのがドクダミとスギナ。手強い雑草3兄弟の揃い踏みです。
 今年もバトルを繰り広げることになりますが、ドクダミとスギナは手強い雑草としての顔だけでなく、薬草としての顔のあることを昨年知りました。ドクダミはチンキにして虫刺され薬にしたり、乾燥させて少し炒ってドクダミ茶にします。今もこの文章を書きながら、ドクダミ茶をすすっています。
 スギナはチンキにすると化粧水になるそうですが、スギナ酒にもかなり驚きました。梅酒に近い味わいで美味しいのです。ただし、先日飲んだときにはその味からかなり苦いものになっていましたので、早めに飲み切る方が良いようです。

 最後にお弁当箱も紹介しましょう。お花見に持っていった弁当箱、2段重ねの1段です。普段は会社に弁当を持っていくのに使っていて、もう片方にはご飯を入れています。スリムなので通勤バッグに入れてもかさばりません。ステンレス製を選んでいるのは、家庭菜園で収穫された野菜のぬか漬けなど、匂いのあるものを入れることもあるからです。プラスチック製だと匂いが取れなくなったら交換するしかないですが、ステンレス製は匂いが取れなくなることはありません。ですが、パッキンが使われているので、これは交換したくなることがあります。この点、工房アイザワのようなところであれば、ちゃんと交換用パッキンも販売されているので安心です。長く使っていきたいと思っています。

コメント