さつまいもは江戸時代に飢饉を救ったといいますが、本当に力強いです。植え付けた苗は15本くらいで、面積もそれほど広くはないのですが、今年の猛暑をものともせず、雑草たちにも打ち勝って、庭一面に広がりました。ネットでさつまいもがグランドカバーになるという記事を読んだことがありますが、まさにその状態です。その記事にも記載されていましたが、さらに秋にはさつまいもが収穫できて、一石二鳥です。
少しずつ掘り返して様子を見て、今年は11月17日に全てを掘り出しました。さつまいも農家さんが収穫するタイミングよりは遅いですが、その分、立派なお化けさつまいもになります。
上の写真は女房殿が出陣して掘り起こしているところですが、左側がスーパーで売っている普通サイズ、右側がそれを何本かくっつけたような形状のお化けさつまいもです。オーブントースターで焼くときには櫛形に切って焼く必要がありますが、味は普通サイズのものと変わりません。切口の部分など、少し焦げ目がついて皮のように焼き上がり、サクッとして本物の皮よりも美味しです。
オーブントースターでの焼き芋作りやお化けさつまいもを焼くときの切り方は、「ビックリ!オーブントースターで美味しい焼き芋」を御覧ください。
掘り上げたさつまいもを乾かしたのが冒頭の写真です。掘り出した日の前日の朝まで雨が降っていたので、粘土質の土がこびりついていて白っぽいですが、洗うときれいな「紅」です。ここを逃すと旅行の予定などで遅くなり過ぎるので掘り出しましたが、できれば数日晴れの日が続いた後に掘り出したいところでした。家族3人でこれだけの量があれば、春までは楽しめるでしょう。猛暑で不作となるものがある中で、ありがたいことです。
このさつまいも、冒頭で力強いと書きましたが、それを感じるのはこの季節になっても新芽が出てきているところです。今年は何度か柔らかい葉っぱを収穫して食べましたが、この日も柔らかい葉を収穫し、今年最後のさつまいものお浸しを作って食べました。
さつまいもの芋づるの食べ方は、「芋づる味噌、この手の食材の利用方法の定番です」でご紹介したことがありますが、ちょっと下処理が面倒だったりします。その点、葉っぱの方は洗って茹でるだけですから簡単です。しかも、芋よりも葉の方がビタミンCなどが豊富なんだそうです。本当にさつまいもは優秀です。
最後にこの日、庭にいらっしゃったお客さんをご紹介しましょう。この猫さん、口の右側の斑点と、首から前足にかけてのきれいな白い毛が目印です。毛づくろいをしたり、シジミチョウに飛びかかったりして楽しんだ後、お帰りになりました。それにしても、11月の中旬になってもシジミチョウが飛んでいるんですよね。気温上昇が進んでいることを実感します。猫さん、また遊びに来てね!
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