もう6月も中旬というのに、今年は梅雨がまだ来ず、夏日になったりしています。今年はこのまま真夏になってしまうのでしょうか?
初夏の家庭菜園は大忙しです。ジャガイモやラッキョウを収穫したり、トマト、ナス、ピーマン、キュウリなどの夏野菜の苗を植え付けたり。今日はそのいくつかをご紹介しましょう。
まずはジャガイモの男爵の収穫。珍しい品種を育てるのも家庭菜園の楽しみなのですが、安定しているのはなんといっても定番の男爵とメークインです。今年もこの2種類を育てました。去年はだいたい同じ頃に枝葉が黄色くなって倒れてきたのですが、なぜか今年は男爵が早くそうなりました。そうなったものから少しずつ収穫して食べていたのですが、その数が多くなってきたので全部掘りきったのが、冒頭の写真です。
ちょっと小さいのが多かったですが、5月から夏のような暑い日が続いて早く終わりになったせいなのでしょうか?メークインは男爵よりも長く成長しているということは、メークインの方が暑さに強いのか?とはいえ、メークインもだいぶ黄色くなってきたので、来週には全部掘り出そうと思ってます。大きなのがたくさん取れることを期待しています。
お次はラッキョウです。ラッキョウは10月頃に球根を植え付けて、収穫するのが6月なので、かなり畑を専有します。ジャガイモよりも効率は悪いですが、もともと冬は育てられるものが少ないですし、球根から育てる失敗の少ない野菜であることや、畑の薬と呼ばれるほど薬効の高いものであることから、家庭菜園のオススメ野菜の一つと言えると思います。
ここまではまあよしとして、大変なのはラッキョウ漬けを仕込むところです。泥が奥まで入り込んでいたり、虫食いがあったりするので、薄皮1枚を剥がすだけでなく、場合によってはその下の厚くなった皮の1枚も剥がしてやらないと、きれいにならないのです。家庭菜園で収穫したものを保存食とする作業は色々ありますが、私はラッキョウが一番大変と思います。しかし、頑張れば真珠のようなきれいな肌を見せてくれます。しんどいですが、充実感のある作業ではあります。売り物のラッキョウはどうやってきれいにしているのでしょうか?不思議になります。
ラッキョウの漬物といえば、甘酢漬けを思い浮かべる方も多いかと思います。ですが甘酢漬けは、まず塩漬けにし、その後甘酢に漬けるという2段階の作業が必要で、結構面倒なんです。そこで、私はいつも、味噌漬けと醤油漬けを作っています。いずれも最初から味噌、あるいは醤油で漬け込めば良いので簡単です。
味噌漬けの方は、まず瓶の底に味噌を薄く敷き、その上にラッキョウを重ならないように載せます。そして味噌を敷き、ラッキョウを載せる。ミルフィーユになるようにこれを繰り返します。
醤油の方はラッキョウを入れて、ラッキョウが隠れるように醤油を注ぎ入れるだけです。後は1周間ぐらいは味がしみるのを待ちます。
こんなに簡単ですが、それでいて十分に美味しいです。それに味噌漬けの味噌は、ラッキョウの味が染み込んでいるので、それだけで御飯の友になります。醤油の方は卵かけご飯にかけたり、ちょっとした調味料になります。ぜひ皆さんにも試していただきたいと思います。
今日最後にご紹介するのは、ラベンダーのチンキです。ラベンダーチンキは抗菌作用や抗炎症作用があり、香りも良いのでスキンケアに使えるんだそうです。お風呂に入れてもリラックスするのに良いです。娘が使ってみたいというので、チンキと言ってますが、飲むためならラベンダー酒です。
ただ、今のところは鉢植えにしているだけで、そんなにたくさん収穫できないので、たくさん作ることができません。飲むとあっという間になくなってしまうので、この点からも、チンキとして少しずつ使うことにしたいと思います。
作り方は簡単、熱湯消毒した瓶に花を詰め、ホワイトリカーを注ぐだけです。1ヶ月後ぐらいからはチンキとして使えるようになります。そして2〜3ヶ月薬効成分を抽出したら、花は取り除いてやります。
花だけにしたのは、紫色の花が瓶の中できれいだからです。葉にも薬効成分があるので、葉を一緒に入れても全く問題ありませんし、葉だけを別の瓶に入れてチンキにしても良いです。今回は、葉をお風呂に入れて楽しむことにしました。
夏の家庭菜園は色々な作業があって、全部を紹介するのは大変ですが、少しずつご紹介していきたいと思います。
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