よもぎのハンバーグ、我が家の定番になりそうです

家庭菜園

 うちの庭には色々な野草が根付いていますが、一つ、一般的にも良く食べられているものがいないんです。それはよもぎです。

 よもぎは春から初夏にかけて、草餅の材料になります。うちではたまにパン焼き機を使ってお餅を作り、パーティーをすることがあります(ここをご覧ください)。最近、女房殿が食べられる野草にはまっていて、自分でも草餅を作りたいということで、よもぎをうちの庭に来てもらうことにしました。

 よもぎを採取するとしても、うちの周りの空き地とかは犬の散歩の通り道だったりして、ちょっと気が引けます。そこで、ゴールデンウィークに家族でドライブがてら、川辺で採取してきました。

 川辺の土手を降りていくと、さっそく小さなものが見つかりました。葉をちぎって匂いを嗅いてみると、よもぎで間違いありません。ちょっと寂しい感じでしたが、視線を土手の下に移すと、よもぎが群生しているではないですか!たまに水が氾濫するような川辺でもよもぎは育っているかなあと少し心配していたのですが、予想外に元気でした。

 もちろん、よもぎ以外のオオバコ、ハルジオン、イネ科の野草なども元気です。梅雨や台風の大雨が来る季節の前だから良かったのかもしれません。

 群生しているので、庭に定植するための冒頭の写真の5株と、料理用に新芽の部分をいただいて帰ることにしました。いらっしゃい、よもぎさん。うちの庭でも元気にそだってね。

 料理用に持ち帰ったものの半分は、以下の手順でよもぎペーストを作り、ハンバーグに入れ込んでみました。

①葉っぱの部分だけをちぎって洗う
②アクを抜く
・熱湯で約1分茹でる
・約10分水にさらす
③包丁で細かく刻む
④すり鉢でさらに潰してペーストにする

 意外と弾力があって、③で細かく刻むのも難しいですが、ここで頑張らないと、④はさらに大変です。私はすり鉢とすりこぎを使ったのですが、少し多めの分量で、フードプロセッサーを使えば簡単なのかもしれません。

 できあがったペーストはきれいな緑色で、バジルのように黒みがかることはありませんでした。よもぎの香りだけでなく、きれいな緑を目でも楽しめるところが、昔からよもぎが愛されている理由なのかなあと思いました。

 ハンバーグに入れ込むのは初めてだったので、少し控えめにしたつもりでしたが、意外と緑色になりました。そしてほんのりとよもぎの香りがして、美味しくいただけました。

 よもぎを味わうのであれば、もう少し香りが強くても良いかもしれません。ハンバーグのようなしっかりした味のあるものの場合は、量を多くしたり、アク抜きの時間を短くしたりしても良いのかもしれません。

 よもぎハンバーグ、うちの庭でもよもぎが収穫できるようになると、ちょくちょく作ることができるようになります。色々試してちょうどいい割合をみつけ、我が家の定番にしたいと思います。

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