今年は猛暑だったせいか、うちの家庭菜園ではキュウリとトマトが不作でした。そんな中で元気だったものの一つがシソです。シソはそのまま薬味にしたりしても使いますが、飲兵衛にとってはシソ酒も定番です。
9月10日に仕込んだことは、「疲れを癒やしてくれるシソ酒の仕込み」でご紹介しました。アルコールの中で鮮やかな緑がきれいでしたが、ずいぶん飴色になってきましたので、葉を取り出すことにしました。あまり長く入れすぎると雑味が強くなってしまうので、程々に取り出すのがコツです。
取り出した葉の色は白っぽい茶色で、シソの薬効成分が抽出されたことがわかります。シソの名前の由来は死にそうな人を生き返らせたことからきていると言われています。このシソ酒、ロック、水割り、お湯割りで楽しみますが、毎日飲んでも「これは疲労回復の薬!」という言い訳ができたりします。
たくさん作った場合は飽きてきてくるかもしれません。そんな時は200mlくらいをお風呂に入れて、シソ風呂にします。シソ風呂はアトピーに効くそうですが、アトピーでない人にもお勧めです。それは、普通は長風呂をすると、手がシワシワになりますが、シソ風呂では手がしっとりした状態が続きするからです。お肌をしっとりさせる効果があるということでしょう。長風呂がしやすいので、じっくり体を温めることができます。私は冷え性ではありませんが、冷え性対策にもなると思います。
ただし、アルコールが直接肌に触れると赤くなる人は、ご注意ください。そのような方がシソ風呂に入りたい場合は、シソの薬効成分を煮出して風呂に入れる方法があります。
①シソの葉(茎ごとで構いません)を両手いっぱいくらい収穫する
②水洗いして鍋に入れる
③水をひたひたに入れて火にかける
④沸騰してから4〜5分煮出す
⑤葉を取り出し、煮汁を風呂に入れる
(葉をネットに入れて、風呂に入れても構いません)
もともと肌が弱い方は無農薬のシソでなければかえって良くないかもしれませんので、家庭菜園で無農薬でシソを育てている方にしかできない楽しみ方かもしれませんが、シソの使い道に困っている方は、ぜひお試しください。
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