シソの名前の由来は死にそうだった人を生き返らせる薬効を持つからだとか。
今日は真夏の暑さにも負けず、元気に育っている家庭菜園のシソを使ってシソ酒を仕込みました。シソは夏の食卓を彩る名脇役ですが、お酒にしても美味しいんです。香がいいのはもちろんですが、薬効成分が抽出されるので、「これは薬!」とお酒を飲む口実にできたりします。
作り方は簡単です。まずシソの葉を収穫します。使う量は、一般的には容器の1/3ぐらいと言います。香を重視ならこれでいいでしょう。私は薬効を重視するので、もっとたくさん入れ込みます。たくさん入れると当然濃厚になりますが、水割りにしたり、炭酸水割にしたり、お湯割りにしたり、私は美味しく飲んでいます。
次に葉を洗い、水を切ります。洗う時に注意しなければいけないのは、裏面です。無農薬で育てている場合、シソは半分は虫たちのために育てるという大らかな気持ちになることが必要です。葉を食べているだけならまあいいですが、たまに葉の裏に繭を作っていたり、卵を産んでいたりすることがあるので、そういう葉は捨てます。
今回のものにはそういう葉はありませんでした。暑くて虫たちも弱っているのかもしれません。
次に洗った葉を容器に入れ込みます。容器には熱湯を入れ、10分くらいおいて、消毒をしています。葉はペーパータオルで水気を拭きながら、容器に入れていきます。
そして最後にお酒を入れます。果実酒作りようのホワイトリカーを使ってもいいですが、私は焼酎も好きなので、今回はいいちこを使いました。「下町のナポレオン」が、薬効高い高級酒に大変身です。
シソ酒とかレモンバーム酒とかを作るとき驚くのは、お酒を入れると葉の緑がすごく鮮やかに見えることです。何でなんでしょう?
もちろん、時間が経つと、葉の緑がお酒の方に移っていきますので、葉は白っぽく、お酒は茶色に変わっていきますが、しばらくはこの鮮やかな緑を楽しみましょう。
熟成期間は3〜4週間です。シソ酒のことは、昨年も「シソ酒がいい感じです」もぜひ御覧ください。
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