ギラファクワガタ:ゲラとカクの日常

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 暑い日が続いています。今年7月の猛暑日となった日数は、全国的に記録が残っている中で最も多くなるところが多いそうです。これは日本だけの話でなく、世界的なことなんだそうです。地球温暖化による異常気象が、日常のことになろうとしています。

 そんな中、我が家は全館空調なので、家中が1日中ほぼ25〜28℃にコントロールされています。私は今までの人生の中で信じられないくらい快適と思ってます。なにせ、広島の実家はエアコンが無く、夏休みはよく図書館で勉強してました。大学に入ってからも一人暮らしのアパートにエアコンはありませんでした。もっとも、学校もエアコンが無い時代でした。エアコンのある教室で授業を受けるようになったのは、大学3年の専門課程からです。夏の暑い中でも集中力を切らさずに勉強する精神力を鍛えてきましたが、この精神力は今の仕事でも生かされていると思います。

 うちの女房殿はこのような経験をしたことがないからでしょうか?25℃まで下がると寒い!28℃まで上がると暑い!

 もしかしたら、うちの全館空調を一番喜んでくれているのは、最近家族になったギラファクワガタのペア、ゲラとカクだけかもしれません。ギラファクワガタはインドネシアなどの熱帯が出身とのことです。熱帯出身と聞くと、30℃を越えるような高温を好むのではないかと思いますが、30℃を越えると弱るのだそうです。

 部屋ごとにエアコンのある家では、その部屋にいる時にだけエアコンをつけるので、外出したりすると、夏は部屋の温度があっという間に30℃を越えます。かといって、ギラファクワガタのためにエアコンをつけっ放しにすると、電気代が大変なことになります。一方、全館空調の家は断熱性が高いので、外出する時もエアコンを切らないほうがむしろ電気代を節約できます。ギラファクワガタのゲラとカクは、この恩恵に与って、快適な毎日を過ごしているというわけです。

 冒頭の写真、ゲラは薄赤色の昆虫ゼリーに、カクは黄緑色の昆虫ゼリーに食いついています。本当に一心不乱に食いついていて、1時間でも2時間でも食いつき続けます。ほとんど動きはないのですが、ゲラとカクの体のつくり、ノコギリや昆虫ゼリーを食べる口、触覚、足のギザギザなどなど、見れば見るほどよくできています。見ていて飽きません。何不自由なく昆虫ゼリーに食いつくゲラとカクのゆるりとした日常を見ていると、頑張って仕事をして金を稼ぎ、快適な全館空調の家を建て良かったなあと思えてきます。明日も仕事、頑張ろう!

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