ゴールデンウィークは夏野菜の苗を畑に植えるのにちょうどいい季節です。まとまった休みがあり、苗を買いに行ったり、それを植え付けたりするのにもピッタリです。今年の私の作業内容をご紹介しましょう。
私の家庭菜園では、なぜかミニトマトがすごく元気に育ちます。ミニトマトは虫が食うものもあるので、収穫する時に虫が食っているものは根本に埋めています。それが春になって芽を出してきます。今年は暖かかったせいか、このこぼれ種から芽を出したミニトマトが例年よりも大きく育っています。そこで今年は苗を購入せず、この芽吹いたものを育てることにしました。
ちなみに毎年育てているのはカネコの超スイートミニレッドと超スイートミニイエローです。昨年はそれぞれ1株ずつ育てました。今年育てることにした株は赤色かイエローか?できれば一つずつであって欲しいですが、これは実がなるまでのお楽しみです。こぼれ種から育つといえば、ビックリなのがニンジンです。ニンジンは8月に種を蒔いて育てますが、うまく芽を出させるのが難しい野菜です。それがこぼれ種から芽吹いて育つんですね。自然はすごいです。土を掘り返している場所で育っているものではないので、ニンジンとして食べる部分は二股になっていたり、食用にはならないと思いますが、花はきれいなので、このまま花が咲くまで育てたいと思います。
キュウリは苗を2株買ってきました。女房殿が昔ながらのキュウリが好みなので、「シャキット」という品種を選びました。「昔なつかしいイボキュウリ、支柱を立てても地這いでも育つ」と説明書きが書いてあったものです。
ナスは千両ナスを1株買ってきました。水ナスとか長ナスとかあり、いずれも作ってみたことがあるのですが、やはり一般的なものの方が作りやすい感触があります。畑が広ければもう1種類育てても良いかと思いますが、1株だけなので、無難な選択をしています。
ピーマンも同じ理由で一般的な京波を1株買ってきました。うちの家庭菜園ではピーマンがあまり背が高くなりません。結婚前に住んでいた場所で育てていた時にはこんなことはなかったのですが、何が原因なんでしょうか?もしかしたら、脇芽の摘み取りが甘く、側枝が出すぎて上へ伸びないのかもしれません。今年は注意してみようと思います。
ピーマンは収量が上がらないので、去年はシシトウを夏になってから苗を買ってきて育てました。シシトウはピーマンよりも花が咲いてから収穫できるまでの期間が短く、数多く収穫できるので、充実感が得られやすいです。今年は最初から植え付けることにしました。ホームセンターで「シシトウ」として売られており、品種の説明はありませんでした。まあ、一般的な品種ということなのでしょう。
ピーマンと同じカテゴリーをもうひとつ、唐辛子も苗を買ってきました。これは女房殿のリクエストです。唐辛子は無農薬で育てられた日本産のものがあまり売られていないので、自分で作った方が良いというのが理由です。唐辛子は唐辛子は色々な品種が売られていました。海外の品種の辛そうなものや、辛くなく、食べやすいものなどありましたが、一般的な使いやすいものが良いので、そういう雰囲気のある「京唐辛子」という品種を選びました。
サツマイモを植え付けるにはちょっと季節が早いかもしれませんが、今年はゴールデンウィークにサツマイモも植え付けました。理由はホームセンターで欲しい品種の苗が売り切れてしまうからです。欲しい品種は「紅あずま」。女房殿のお気に入りです。「紅はるか」の苗の方がたくさん出回っています。何故なんでしょうか?時間がある時に調べてみたいと思います。サツマイモの苗は、苗と言うよりツルで、根が出ているものではありません。買ってきたら、枯れてしまわないようにすぐに植え付けるか、水に差しておいてやる必要があります。今年は例年に比べて暑いですし、植え付けてしまった方が面倒がないので、ゴールデンウィークのうちに植え付けることにしたのでした。
最後にバジル。これは以前、「冬を生き抜け!バジルくん」で紹介した昨年の秋に切り取ったものがどうなったかをお話しないといけないですね。6本くらい切り取って全館空調の家に持ち込み、水に挿しました。根が出てきたものの中から元気そうなものを3本選んで、写真のようなハイドロカルチャー仕立てにしました。このうちの1つがなんとか冬を越しました。写真で葉のついていない細い枝が見えるかと思います。このような状態になった時にはもうダメかと思いましたが、横から新たな芽が出てきて、それが生き残りました。室温は19℃前後に保たれており、10℃以下になることはなかったはずなのですが、なかなか厳しい結果でした。水は気をつけていましたので、足らなかったということはないはずです。だとすると、逆にハイドロカルチャー仕立てで水がありすぎたからなのか?これも時間のある時に調べてみたいと思います。
このひと株だけでは少ないので、ホームセンターで苗を買ってきました。バジルの苗は、下の写真のように、一つのポットにたくさん植え付けられています。定植する時にはこれをバラバラに分けなければなりません。根っこが絡み合っているので、ほぐす必要があり、そうすると土が落ちてしまいますし、一部の根は切れてしまいます。それでもバジルは強く、その状態で定植しても元気に育つので、このような販売方法をしているのでしょうか。買う方としても、一つ一つに分かれて販売されるより、安くたくさんの苗が買えるので、まあ良いでしょう。
今年は秋になる前から伸びてきた枝葉の先端部分を切り取って、室内で上手に育てる方法を試行錯誤してみたいと思います。このあたりも皆さんにご紹介できたらと思います。
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