先日、ふるさと納税で礼文島の利尻昆布が届いたこと、この昆布で出汁をとって味噌汁を作っていることなどをお話しました(「ふるさと納税がなければ出会わなかった利尻昆布」をご覧ください)。この昆布は美味しいので、出汁をとった後でもまだ使い道があります。今日は出汁をとった昆布をどうしているか、お話したいと思います。
出汁をとった後の昆布は食べやすい大きさに切り、ジップロックなどに入れて冷凍庫に保存しておきます。そして煮魚を作るときに適量を一緒に煮込んで出汁を出すとともに、煮汁を染み込ませてお魚と一緒に食べたりします。そして何と言っても一番の使い道は佃煮です。私はジップロックにいっぱいになったら佃煮にします。この昆布の佃煮、昆布が良いものなので、出汁をとった後のものでも美味しくて、ご飯がすすむおかずになります。今日はこの佃煮の作り方をご紹介しましょう。
① 中華鍋に冷凍保存していた昆布を入れます。もちろん、フライパンや煮物用の鍋で構いません。下の写真は私の愛用の山田工業所の直径30cmの中華鍋です。この中華鍋、テフロンコーティングのフライパンよりも使い勝手が良いと感じています。これは今度、詳しくご紹介したいと思います。
② 水を入れて固まっている昆布をばらします。水の量は昆布が全部つかるぐらいの量です。私は料理には、キッチンにビルドイン型の浄水器で水道水からカルキなどを除いた水を使っています。
③ 以下の調味料を加える。
・砂糖:大さじ2杯
・醤油:大さじ2杯
・酢 :大さじ2杯
・酒 :大さじ2杯
酢を入れるのは昆布を柔らかくするためです。レシピによっては、梅干しを入れるとしているものもあります。
④ 強火で温め、沸騰してきたら中火で水がなくなるまで煮込みます。
今日はこの写真を撮った後、広島の実家から送られてきたゆずの皮と絞り汁を入れ込みました。ちりめんじゃこを入れたり、鰹節を入れたり、昆布だけの佃煮に飽きたときには追加してみるのも良いです。
⑤ 水分がなくなってきたら味見をします。お好みで醤油 or 砂糖を足してください。
⑥ 少し火を強め、完全に水が飛ばします。この作業では、少し焦げつくぐらいが香りが立って良いように思います。これで佃煮の完成です。簡単ですね。
⑦ 粗熱が取れたらラップを敷いたタッパに入れます。ここで、ラップを敷くのは、少なくなってきたらラップでしっかりくるんで、できるだけ空気に触れさせないようにするためです。数日で食べてしまうならこのようなことは不要と思いますが、少しずつ、1〜2周間かけて食べるものなので、長持ちさせる工夫が必要です。傷むのは空気中の雑菌が繁殖するからなので、こうやってラップでくるみ、できるだけ空気に触れないようにします。
いかがでしょうか?ふるさと納税で取り寄せた礼文島の利尻昆布、もちろんこの昆布の出汁で作った美味しい味噌汁を飲むだけでも幸せなのですが、出汁をとった後の昆布も余すことなくいただく。これも手作りゆる生活の醍醐味かと思います。
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