今度こそWindowsからLinux へ乗り換えよう!

パソコンワールド

Windowsの不調

 最近、Windowsが突然固まるようになりました。Windows10からWindows11へのアップデートの案内が出たので、何も考えずにポチッとボタンを押してしまって、途中でシステム要件を満たしていないというエラーで止まってしまいました。
 このパソコンを組んだ時にはそれなりのスペックにしたので、まさか必要な要件を満たさないようなことはないだろうと油断したのでした(パソコンの自作については別の機会にお話したいと思います)。よく考えると、もう7年も経ってました。そりゃ古いかもしれない。だけど途中でエラーメッセージ出すくらいなら、最初からそう言ってくれればいいのに。Microsoftへの不信感が募ります。
 リカバリーポイントまで戻すことはできて、起動できたのですが、何か元に戻せないものがあったか、リカバリーの一部が欠損していたのでしょう。さて、どうするか?
 CPUとマザーボードを交換するか?スマホで色々なことができるようなってパソコンの使用頻度が落ちてるのに、ちょっともったいない。
古いWindowsのパッケージを引っ張り出してきてインストールし直すか?大変な割に、元に戻った時に感動がないですよね。巷ではWindows11が主流になってるのに。
 それならいっそのこと、Linuxに乗り換えよう!(Linuxは無償で提供されているものが多くあります。詳しくはこちらをご覧ください→Linux(リナックス)とは?特徴や意味を解説 [Linuxの使い方] All About)私はLinuxの黎明期から、たまに古くなったパソコンにLinuxを入れて遊んでいて、何度かこのままLinuxに乗り換えようと思いながら、今まではWindowsをメインに使い続けてきたのでした。
 最近、女房殿の使っているノートパソコンでMicrosoft Wordが使えなくなり、Microsoftアカウントがわからず困っていることも、私の背中を押してくれました。一言でLinux乗り換えると言っても、Linuxには色々な種類があって、目移りしてしまいます。それが楽しいところでもあり、手作り感満載、物語があります。今日はこれをお話したいと思います。

最強のUbuntu

 今、一番ユーザーの多いLinuxはUbuntuなんだそうです。私も古いパソコンに入れて使ったことがあります。これは多くの人が使っているだけあって、良くできています。気になるのは重いこと。これは万人受けする良いものとなっている代償みたいなもので、やむを得ないかもしれません。ただ、古くなっていくパソコンをだましだまし使っていこうとしてるので、重いのは困ります。そこでUbuntuは諦めました。

潜伏期間中のGoogle Chrome OS Flex

 最近、Google Chromebookに使われているOSが無償提供されるようになりました。Google Chrome OS Flexです。軽いという噂ですし、Googleのアプリがあれば、ほとんど困ることはありません。そして何より、これは次世代OSの大本命と私はみています。

 何せ小学生の娘が使っているのです。コロナで在宅学習するために、学校からChromebookを貸与されました。大勢の子供たちが小学校、中学校、高校とずっとChromebookを使うとどうなるか?今でこそGoogle Chrome OSは地下に潜伏してますが、10年もたてば、大手パソコンメーカーがGoogle Chrome OS内蔵パソコンを販売するようになっているんじゃないでしょうか。

 一つ残念なのがPlayストアのアプリが使えないことですが、無償ならまあ仕方ないか。技術的には問題ないはずなので、GoogleはWindowsに勝負を仕掛けるタイミングをうかがっているのでしょう。
 軽いならUSBメモリに入れて使えるでしょうから、ドンキでELECOMの32GBのUSBメモリを買ってきて、これにインストールしてみました。インストールするときに引っかかった点を2つ記録しておきます。

・Windows標準のブラウザMicrosoft Edgeからは、起動用のUSBメモリーが作成できませんでした(製品選択のプルダウンが動かず、Goolgle Chrome OS Flexが選択できない)。Chromeからは問題なくできました。
・インストール時に、キーボードの設定を間違えると(USタイプのままだと)、Googleアカウントに使っているメールアドレスの@が入力ができずに困りました。「Shift+2」で入力できます。
 使ってみると、2点、悲しいことがありました。ChromeでWebを見ている時、画面をスクロールすると、残像が残ってしまうことです。一瞬、字が太くなったように見えるのです。これは私の自作パソコンのハードとの相性の問題かもしれません。沢山のユーザーがいて、色々なハードへの対応が進んでいるUbuntuに比べると、この辺りはまだまだこれからということかもしれません。もしかしたら、追加でデバイスドライバーを入れれば解決するのかもしれません。

 もう一つ、インストール用のUSBから起動して普通に使用できるのですが、起動に時間がかかります。内蔵ディスクへインストールすると速いらしいので、それと同じ形態でUSBメモリにインストールしたいのですが、それはできません。

 内蔵ディスクにインストールするならローカルで起動するオフィスとかを入れたいですし、Google Chrome OS Flexへの乗り換えは諦めることにしました。

超軽くて可愛いいPuppy

 Google Chrome OSがダメとすると、軽いことで有名なPuppyが候補にあがります。これは私も10年くらい前だったか、USBメモリに入れてよく使っていたので間違いないです。軽いというより超軽い。
 もう一つ、PuppyのいいところはPuppy=子犬がいたるところに出てきてかわいいことです。使っていて何か「クスッ」と微笑むところがあり、ゆる生活を楽しむ私との相性が良かったのです。
 それで”Linux Puppy 最新版”で検索すると、最新版のリリースが2020年?メインで使うOSは、セキュリティ対策やバグフィックスがしっかりしていて欲しいので、Puppyも諦めることにしました。

人気上昇中のMint Xfce

 色々ネットで調べると、最近はMintがUbuntuに次ぐ人気なんだそうです。Mintには3種類のディストリビューションがあって、その中ではXfceがもっ最も軽いんだそうです。Mintは今まで使ったことがなかったですが、挑戦してみることにしました。
 いきなりハードディスクに入れるのは何かとリスクがあるので、やはりUDBメモリに入れて試すことにしました。インストールの時に気になった点を、メモしておきます。

・EFI用のパーテションと、OS用のパーテションの2つを作成する必要があります。
・なぜかインストールの「システム構成」のところで止まりました。もう1回チャレンジすると、次は止まらずに進みました。1回目と2回目で、何も変えていないので、何が原因なのか不明です。

 さて、インストールが終わって再起動してみるt、Wifiが繋がらない!ネットで調べてみると、Wifiが繋がらなくて困ったことのある人がたくさんいました。ドライバーを追加すれば解決すると書いている人が多かったですが、ドライバーを入れようとすると、インストールに用いたUSBメモリを接続するように指示が出てきました。それに従ってUSBメモリを指してみたのですが、認識してくれない。色々やってみましたがダメで、コマンドラインからインストールする方法もあるようでしたが、もう諦めることにしました。

ubuntuベースでxfceを採用するXubuntu

 ネットで色々調べてみると、Xubuntu(ズブントゥと読むようです)が、ubuntuベースで信頼性は高いけど、デスクトップ環境にxfceを採用するので軽いらしいことがわかりました。そこでこれを試すことにしました。
 インストール時には、Wifiハードウェアをインストールするか聞いてきたりするので、これはMintのようなWifiが使えなくて困ることはないのではないかと期待が高まりました。そしてインストールが終わって再起動してみると、やはりWifiがつながらない。ネットで調べると、Broadcom 802.11 Linux STA wireless driverとやらを入れなければいけないようです。
 幸いなことに、これはインターネットに有線接続している状態では無事にインストールすることができ、Wifiも接続することができました。ChromeはGoogleのサイトのボタンを押すだけではインストールできませんでしたが、ファイルをダウンロードして、右クリックで「ソフトウェアのインストールから開く」とすると無事インストールでき、この文章もChromeからサイトに入って書いています。
 かくして私のこれからのメインはXubuntuになりました。冒頭の画像はこのXubuntuのデスクトップ画面です。タスクバーだけは上から下に移しています。今はシンプルですが、これを自分好みにカスタマイズしたり、文章作成や表計算はMicrosoft Officeと比べてどうなのかなど、色々と気になるところがあります。このあたりも、これから少しずつ作業して、皆さんにご紹介していきたいと思います。

まとめ

 WindowsからどのLinuxへの乗り換えるか?色々とトライした結果、Xubuntuにすることにしました。乗り換えの作業で苦労したことがありますので、今度マニュアル化して、皆さんにご紹介したいと思います。
 今回はあきらめましたが、Google Chrome OS Flexも、次世代OSとして捨てがたいものがあります。実はXubuntuの試行錯誤をしている時、Chrome OSでのChromeの問題を解決する方が早いかもと思い、少し調べていたら、Chromeのスクロールの設定に、パソコン用とスマホ用のあることがわかりました。その後、Xubuntuも使えるようになったので、実際に試すことはしませんでしたが、暇をみつけて動かしてみたり、新しいものが出たらテストしたり、乗り換え候補としてウォッチしていきたいと思います。このあたりの情報も、皆さんにご紹介していきたいと思います。

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